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12.62018
新潟市と土木・防災工事の興和、積水化学工業が連携し下水熱を生かした融雪システムの実証実験を開始
新潟市と土木・防災工事の興和、そして積水化学工業が連携して下水熱を生かした融雪システムの実証実験を今冬から開始するようです。これは、国土交通省の「下水道革新的技術実証事業」の一環で、市内の道路に放熱用パネルを埋め込むことにより融雪に十分な熱が路上に伝わるかどうかを確かめるといった実証実験のようです。下水管内に特殊な管を通して熱を採取し地上近くの放熱パネルに伝えるといったやり方で、空気中から熱を取り込むヒートポンプを使わないため、施行費や運用費の軽減が期待されるようです。実証期間は2019年3月末までとしており、下水の温度は年間で安定し、冬季は地上の気温に比べ温かくなる特性があるので、実験ではパネルが6~7度に発熱して雪を溶かすことを想定し、今後は発熱状況や運用費を検証したうえで導入地域を広げられないかを検討していくとのことです。