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1.82020
東京都、「東京都耐震改修促進計画」素案についてのパブリックコメントの募集を開始
東京都は、「東京都耐震改修促進計画(一部改定)」素案についてパブリックコメントの募集を開始しました。これは、都民の生命と財産を保護するとともに首都機能を維持するため、建築物の耐震化を計画的かつ総合的に促進することを目的としているとのことです。計画の実施状況や社会情勢の変化に適切に対応していくためにも特定緊急輸送道路沿道建築物について検証を行ない、組積造の塀に関する方針を示していくもようです。これら以外の住宅や特定建築物などについては令和2年度に検証を行い、計画を改定するようです。特定緊急輸送道路沿道建築物において広域的な道路ネットワーク機能を確保するため、特定緊急輸送道路の通行機能を的確に表わせる指標を用いて目標を設定し、令和元年6月末の総合到達率91.8%から令和17年度末までに100%の到達率を目指し耐震化を推進するとのことです。また、特定緊急輸送道路に接する建物の附属する組積造の塀のうち、①新耐震基準導入より前に建築された塀、②長さが8mを超える塀、③高さが塀から道路中心線までの距離を2.5で除して得た数値を超える塀、のすべてに該当する塀の耐震診断を義務付け、耐震性が不十分な組積造の塀の除却や安全な塀への建て替え等を促進していくようです。パブリックコメントの募集期限は1月25日までで、計画の一部改定は3月末に行うもようです。