国土交通省は「総力戦で挑む防災・減災プロジェクト～いのちとくらしをまもる防災減災～」を立ち上げ、国土交通省防災・減災対策本部を発足したことを発表しました。「防災・減災対策本部」は、地震災害や水災害、火山災害など、あらゆる自然災害に取り組むため、「南海トラフ巨大地震・首都直下地震対策本部」と「水災害に関する防災・減災対策本部」を発展的に統合するようです。気候変動の影響等により災害の頻発化・激甚化が懸念されるなか、国民の命と暮らしを守るため、抜本的かつ総合的な防災・減災対策をとりまとめるとのことです。このプロジェクトにおいて①気候変動や切迫する地震災害等に対応したハード・ソフト対策のあり方、②防災・減災のためのすまい方や土地利用のあり方、③計画運休、災害時の情報提供等を含む交通分野の対策のあり方、④防災・減災のための長期的な国土・地域づくりのあり方など4つについて検討を進めるとともに情報発信を行うとのことです。また、重要な施策については3月末に中間報告を行い、6月頃までに全体案をとりまとめるとともに引き続き検討を要する中長期的取り組みについて整理していくもようです。