国土交通省は、「ウォーカブル」なまち中を支えるストリートデザインの考え方をまとめた「ストリートデザインガイドライン―居心地が良く歩きたくなる街路づくりの参考書」を公表しました。ガイドラインでは、路面上だけでなく沿道も含めて人の視界に入る空間全体を「ストリート」と総称し、物理的な姿や活動・人的資源の企画・構想、運営管理等を「ストリートデザイン」としているようです。ストリートを「最も基礎的な公共空間」と位置付け、車中心の空間から「人」中心の空間へとリノベーションする意義を解説し、使い方・作り方やこれらの取り組みを支える仕組みを含めた多様な観点からとりまとめており、地方自治体の担当者を中心にさまざまなプレーヤーによる活用を期待しているようです。今後は実例の積み重ねや知見の蓄積を踏まえて、適時見直しを行っていくとのことです。