東京都は、全国初となる「宅地開発無電柱化パイロット事業」の募集を開始するとのことです。東京都では、地震や風水害時の電柱倒壊を防ぎ災害時の円滑な対応につなげるため、都道だけでなく区市町村道や民間開発における無電柱化を積極的に進めていることから、その一環として都市計画法の開発許可を受け、無電柱化の先導的な取り組みを行う事業を「宅地開発無電柱化パイロット事業」として募集するとのことです。対象となる事業は、島しょを除く都内で開発許可を受けた戸建ての宅地開発（原則として道路を区市町村に移管するもの）で、開発区域面積は3,000平方メートル未満、2021年度末までに工事が完了するものとしているようです。単独地中化方式による無電柱化の設計費・工事費を、1事業につき1,000万円まで、かつ道路延長1m当たり20万円まで助成するとのことです。なお、募集期間は、5月7日から12月28日までとなっていますが、予算額1億円を超えた時点で終了となるもようです。