ブログ

全国の地価変動率3年ぶりの下落

国土交通省は29日、令和2年度都道府県地価調査(7月1日時点)を公表したとのことです。
地価の平均変動率については、全国での全用途が0.6%下落(前回調査:0.4%上昇)で、2017年以来3年ぶりの下落になったようで、住宅地は0.7%下落(同:0.1%下落)と下落幅が拡大、商業地は0.3%下落(同:1.7%上昇)と15年以来5年ぶりの下落となり、この1年間のうち前半については、住環境の優れた住宅地や交通利便性、オフィス需要の強い商業地、その他店舗やホテル進出が見込まれる地域を中心に地価の回復傾向が継続したようです。
一方で、後半は新型コロナウイルス感染症の影響により、上昇幅の縮小、上昇から横ばい、もしくは下落へと転化したようです。
圏域別では、三大都市圏は全用途0.0%上昇(同:2.1%上昇)、住宅地0.3%下落(同:0.9%上昇)、商業地0.7%上昇(同:5.2%上昇)。東京圏は、全用途平均0.1%上昇(同:2.2%上昇)、住宅地0.2%下落(同:1.1%上昇)、商業地1.6%上昇(同:4.9%上昇)。大阪圏は全用途0.0%上昇(同:1.9%上昇)、住宅地0.4%下落(同:0.3%上昇)、商業地1.2%上昇(同:6.8%上昇)。名古屋圏は0.8%下落(同:1.9%上昇)、住宅地0.7%下落(同:1.0%上昇)、商業地1.1%下落(同:3.8%上昇)。地方圏は全用途0.8%下落(同:0.3%下落)、住宅地0.9%下落(同:0.5%下落)、商業地0.6%下落(同:0.3%上昇)。
上昇・下落・横ばいの地点数については、住宅地は上昇2,749(構成比18.8%)、下落9,210(63.0%)、横ばい2,667(18.2%)。商業地は上昇1,419(27.5%)、下落2,857(55.5%)、横ばい876(17.0%)。全用途が上昇4,438(21.4%)、下落1万2,490(60.1%)、横ばい3,837(18.5%)。用途別では商業地が住宅地より昨年からの下落地点の割合の増加が大きい結果となったとのことです。

関連記事

GlobalSign SSL

SSL GMOグローバルサインのサイトシール
お客様のご入力された内容は、実用化最高レベルの暗号技術(SSL256ビット)によって暗号に変換された上で送信されます
ページ上部へ戻る