三菱地所ホーム（株）は20日、トラス床根太「スペーストラス」を新たに商品化すると発表したようです。
三菱地所グループで建築資材の加工・製造・販売を行なう（株）三菱地所住宅加工センターとの共同開発したとのことです。従来は旗竿地など間口が狭い敷地においては、長尺の構造資材の搬入が厳しいため、構成できる空間に制限があり、同社のメイン商圏である首都圏・関東圏は建物が密集している地域が多いため、解決策が求められていたようです。
「スペーストラス」は、2つのトラス床根太を、連結金物を用いて現場で連結し、長尺部材として利用できるようにしたもので、連結前のトラス床根太であれば搬入も難しくなく、かつ連結後は最大スパン7.28mで、鉄筋コンクリート造に匹敵する約53平方メートルの大空間も可能になり、耐力壁で空間を仕切る必要もなくなり、間取り変更も簡単になるようです。また、無理な搬入による事故リスクも回避できるなど、施工者の負担軽減にもつながるとのことです。