5日、東急不動産株式会社は21年4月に「渋谷ソラスタ」を含む本社事業所および「広域渋谷圏」のオフィスビルや商業施設など計17施設において、使用する電力を再生可能エネルギー利用に切り替えると発表しました。
東急不動産は14年より再生可能エネルギー事業を始め、開発中を含め全国に53件で事業を推進しており、合計定格容量は1,145MWと、原子力発電所1基分を越える発電容量を保有しているとのことで、同社発電所で発電した電力の非化石価値を同社施設で活用することで、再生可能エネルギーへの切り替えをしていくとのことです。
今回の切り替えで、年間約1万9,000MWhの再生可能エネルギーを利用し、CO2削減量は年間約9,400t（一般家庭の電力由来の年間排出量約4,825軒分）を見込んでおり、他の事業者が発電した再生可能エネルギーを買い取る方式ではなく、同社と電力会社が協業する形のため、コストを抑えられることから、ビルテナントには以前と変わらない価格で電力を提供するようです。
東急不動産は19年4月より「RE100」に加盟しており、今回の広域渋谷圏での取り組みを機に、現在2050年としているRE100の達成目標年を前倒しすることも考えているとのことです。