三幸エステート株式会社は10日、21年1月度の東京都心5区と全国6大都市の大規模ビル（1フロア面積200坪以上）のマーケットデータを発表しました。
東京都心5区、千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区の空室率は1.68％（前月比0.10ポイント上昇）と、6ヵ月連続で上がったようです。需給バランスは和らいだものの、リーマンショック後と比べると現在の空室率は低水準であり、コロナ禍のオフィス市場へのマイナス影響は限定的とのことです。
募集面積は50万5,003坪（同9,384坪増）と、15年3月以来の50万坪台となり、1坪当たりの募集賃料は2万9,634円（同287円下落）と9ヵ月連続で下落したようです。
全国6大都市、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の空室率は、札幌市1.4％（同0.1ポイント下降）、仙台市4.8％（同1.4ポイント上昇）、東京23区1.9％（同0.1ポイント上昇）、名古屋市1.6％（同0.1ポイント上昇）、大阪市2.2％（同0.2ポイント上昇）、福岡市2.3％（同0.6ポイント上昇）と、6都市中5都市で空室率が空室率が高まったようです。