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東京都心5区のビル空室率が12ヵ月連続で上昇

三鬼商事株式会社は11日、2021年2月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表しました。
東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は5.24(前月比0.42ポイント上昇)と、12ヵ月連続で上がりました。小規模な成約の動きがありましたが、集約や館内縮小に伴う大型解約が続き、空室面積は約3万3,000坪増えたとのことです。新築ビルの空室率は4.17%(同0.53ポイント上昇)、既存ビルは5.26%(同0.41ポイント上昇)と、前月より上昇し、1坪当たりの平均賃料は2万1,662円(同184円減)となり、7ヵ月連続の下落となったようです。
大阪ビジネス地区の平均空室率は3.74%(同0.20ポイント上昇)と、10ヵ月連続で上昇したとのことです。新築ビル1棟が募集面積を残して竣工したことや、ビジネス地区外等への移転に伴う大型解約等が影響し、空室面積は約4,400坪増えたようです。新築ビルの空室率は75.26%(同3.75ポイント低下)、既存ビルは3.63%(同0.17ポイント上昇)となり、1坪当たり平均賃料は1万1,920円(同2円下落)と、僅かながら2ヵ月連続で下がったようです。

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