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3.262021
コロナ禍直撃で6年ぶり下落 令和3年地価公示
国土交通省は23日、令和3年地価公示を発表しました。調査地点は全国2万6,000地点です。令和3年1月1日時点の地価変動率は、全用途平均で0.5%下落(前年1.4%上昇)と、6年ぶりの下落となりました。住宅地は0.4%下落(同0.8%上昇)で5年ぶり、商業地は0.8%下落(同3.1%上昇)で7年ぶりの下落となっています。
三大都市圏では、全用途平均が0.7%下落(同2.1%上昇)、住宅地は0.6%下落(同1.1%上昇)、商業地は1.3%下落(同5.4%上昇)といずれも8年ぶりに下落となりました。地方圏も、全用途平均が0.3%下落(同0.8%上昇)と4年ぶりに下落し、住宅地は0.3%下落(同0.5%上昇)と3年ぶりの下落。商業地は0.5%下落(同1.5%上昇)で4年ぶりの下落となりました。都道府県別で見てみますと、住宅地で変動率がプラスとなったのは8道県(同20都道府県)、1%以上のマイナスだったのは11県(同2県)と増えたようです。商業地は変動率がプラスとなったのが7道県(同24都道府県)、1%以上の下落率を示したのは24都府県(同1県)と急増したとのことです。今回最も上昇した地点は、住宅地が北海道虻田郡倶知安町字山田83番29で25.0%の上昇。商業地も北海道虻田郡倶知安町南1条西1丁目40番1外で、上昇率は21.0%。いずれも昨年と同じ地点です。宅地の上昇トップ10のうち北海道は7地点、商業地はトップ10を北海道と福岡県で占めたとのことです。