株式会社東京カンテイは15日、2021年3月の三大都市圏・分譲マンション賃料月別推移を公表しました。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を、1平方メートル当たりに換算して算出しています。首都圏の平均賃料は3,208円（前月比0.3％低下）と、4ヵ月ぶりに下落しました。都県別では、東京都が3,753円（同0.8％上昇）と2ヵ月ぶりのプラスとなり、神奈川県2,374円（同2.0％上昇）、埼玉県1,764円（同3.3％上昇）、千葉県1,742円（同3.0％上昇）と、それぞれ築浅事例が増加したことで平均築年数が1年前後若返り、上昇率も約2～3％と比較的大きかったもようです。近畿圏は1,981円（同2.0％上昇）と、主要エリアでの強含みや大阪エリアでの事例シェア拡大により、引き続き上昇しました。2020年8月に記録した直近の最高値に迫ったとのことです。大阪府は築浅事例の増加が影響し、2,185円（同1.5％上昇）と引き続き上昇し、兵庫県は1,699円（同1.6％上昇）と3ヵ月連続で上昇し、1,700円台目前となったもようです。