大東建託株式会社は30日、2021年3月期決算（連結）を発表しました。同日に音声配信による決算説明会を開催しました。
当期（20年4月1日～21年3月31日）は、売上高1兆4,889億1,500万円（前期比6.1％減）、営業利益867億3,800万円（同32.2％減）、経常利益906億700万円（同31.9％減）、当期純利益622億8,500万円（同31.1％減）となり、計画を上回る実績で着地したものの、完成工事高の減少により、減収減益となったようです。建設事業では、完成工事高4,017億900万円（同27.1％減）、営業利益は326億3,100万円（同57.8％減）となりました。2020年4月の緊急事態宣言下での施工現場休止の影響等により、大幅に減ったとのことです。受注工事高も、営業活動休止に加え宣言解除後の訪問営業自粛等の影響により、3,588億100万円（同30.9％減）にとどまりました。受注工事残高は7,568億1,800万円（同8.8％減）。不動産事業については、「賃貸経営受託システム」による一括借上物件の増加やコロナ禍でも好調な入居率を背景に、グループ会社の家賃収入が増えたようです。売上高1兆142億6,200万円（同4.2％増）、営業利益632億7,300万円（同12.0％増）を計上しました。管理戸数は120万4,599戸（同3.3％増）。入居斡旋件数は33万7,366件（同0.8％増）、期末の家賃ベース入居率は97.8％（同0.6ポイント上昇）だったとのことです。次期につきましては、売上高1兆5,700億円、営業利益940億円、経常利益970億円、当期純利益650億円を見込むもようです。