住友林業株式会社、飯野海運株式会社、株式会社熊谷組は26日、米国テキサス州ダラス近郊においてESG配慮型オフィスを開発すると発表しました。現地の大手ディベロッパーCrow Holdingsと3社の100％子会社等で特別目的会社を設立し、開発を手掛けるようです。総事業費は約166億円です。開発地は、全米平均を上回る人口増加率、雇用成長率を誇るフリスコ市です。企業誘致にも積極的で税制優遇等の施策もあるため、オフィス移転先として人気が高いようです。開発する建物は7階建てで、1階は鉄筋コンクリート造、2～7階は木造とするようです。鉄筋コンクリート造と比較し、CO2排出量を約2,600t削減できるほか、建材等に用いる木材が約3,800tの炭素を固定するとのことです。マスティンバーを採用することで、建設現場での作業を効率化し、工期短縮も見込めるようです。賃貸面積は2万2,548平方メートルの予定です。隣地には約9万3,000平方メートルの緑地公園を整備し、建物のすべてのフロアには公園を望むテラスを設置するとのことです。