コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社は12日、「東京23区内に勤務するZ世代のビジネスパーソンに聞いた働き方に関する意識調査」の結果を発表しました。23区内で正社員として勤務する18～27歳の男女825人を対象に、テレワークやオフィスへの満足度等について調査したようです。調査期間は9月13～20日。現在のテレワーク実施状況については、テレワークをしている人は49.8％にとどまり、していない人が50.2％に到達したようです。している人では、「週に2回」15.2％、「週に1回」（11.3％）、「週に3回」（9.9％）、が上位になったようです。子供がいる回答者に限定して集計しますと、「していない」が20.2％に下がり、「週に2日」「週に3日」はどちらも30％台に上昇したようです。6割超がテレワークを実施しているとの回答となったようです。テレワークをしている人に実施理由を聞いたところ、1位が「通勤時間がもったいない」（56.0％）、2位が「会社の方針」（28.5％）となったようです。「テレワークをしない理由」は、1位が「会社の方針」（66.9％）、2位が「出社の方がコミュニケーションがとりやすい」だったとのことです。同社では、「全世代を対象にした調査を行なった場合、テレワーク実施率はもう少し高くなると推測しているようです。Z世代は会社の中で若手であることから、育成のために出社を求めている会社が多いのでは」などと分析しているとのことです。今後の出社回数については、49.8％が「テレワークを増やしたい」と回答。「出社を増やしたい」（22.3％）を大きく上回ったようです。現在テレワークをしていない414人に回答者を絞ると、「テレワークを増やしたい」が63.5％にまで上昇したもようです。現在勤務しているオフィスへの満足度について聞いたところ、「満足度が高い」「満足度が低い」のいずれの回答でも、トップは「交通利便性」で、どちらも4割を超えました。理想的な通勤時間は「16分以上30分以下」（37.2％）が最も多く、半数以上が「30分以内」を選択したようです。