三幸エステート株式会社は9日、2024年1月度の東京都心5区（千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区）および全国6大都市（東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡）の大規模賃貸オフィスビル（1フロア面積200坪以上）のマーケットデータを公表しました。東京都心5区の空室率は4.91％（前月比0.06ポイント低下）と、先月から小幅に低下したようです。1月は大規模ビルの新規供給がなく、既存ビルで館内増床等により空室床の消化が進んだようですが、空室率は引き続き5％台目前で推移しているようです。退去前を含む募集床の割合を示す潜在空室率は、7.60％（同0.20ポイント上昇）と上昇したようです。自社ビルへ移転するテナントの大口の募集床が生じたのが主な要因となっているようです。1坪当たりの募集賃料は、2万7,964円（同94円増）とわずかに上昇し、横ばい傾向が継続しているとのことです。