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東京Aクラスビル、賃料は上昇の兆し

三幸エステート株式会社は30日、株式会社ニッセイ基礎研究所と共同開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」(2024年第3四半期(7~9月)版)を公表しました。東京都心部のAクラスビル(延床面積1万坪以上、1フロア面積300坪以上、築年数15年以内)の1坪当たり賃料は、2万6,796円(前期比5円上昇)と、ほぼ横ばいながらも4期連続の上昇となり、上昇傾向の兆しが見え始めているようです。空室率は6.4%(同0.7ポイント上昇)と、前期から大幅に上昇し、新築ビルがまとまった面積の空室を抱えて竣工したことが要因となっているようです。Bクラスビル(1フロア面積200坪以上でAクラスに含まれないビル)の坪当たり賃料は、1万9,432円(同127円上昇)と再び上昇し、賃料は上昇傾向となっているようです。空室率は3.5%(同0.3ポイント低下)と4期連続の低下となり、前期に続き、港区の既存ビルを中心に大口の空室が消化され、主な低下要因となったようです。また、Cクラスビル(1フロア面積100坪以上200坪未満、築年数制限なし)は、坪当たり賃料1万8,044円(同459円低下)。4期ぶりに下落したものの、対前年変動率はプラスが継続しており、賃料は上昇傾向にあるとのことです。

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