AIG損害保険は、セブン銀行のATMで、個人向け火災保険の保険金の一部を即時に支払う損害保険業界で初めてのサービスを12月をめどに開始すると発表しました。顧客がセブン・ペイメントサービスから送られてきた情報をATMに入力すると、保険金のうち10万円までを、24時間365日いつでも現金で受け取れるようになるようです。通常、火災保険の契約者が火災や自然災害などに遭った際は、保険会社が損害状況を審査し、契約者への保険金の送金手続きを行った翌営業日に銀行に現金が振り込まれる仕組みですが、AIG損保のサービスは、同社が保険金を支払い可能と判断すれば、1時間程度でATMから現金を引き出せるようになり、銀行口座も不要のため災害などでキャッシュカードや通帳が手元にない場合でも、顧客が当面の生活資金を確保することが可能になるとのことです。