ソフトバンクとヤフーが折半出資しているスマホ決済会社、『ペイペイ』は、再び100億円の大規模還元キャンペーンを始めると発表しました。スマホ決済への参入が相次ぐ中、LINEなども利用者の囲い込みへ還元を続けています。各社は消費データを集め、ネット広告などと相乗効果を出す狙いのようですが、実現には時間を要し体力勝負となっているようです。ペイペイは2月12日から5月31日まで100億円を原資とした還元策を実施するとのことです。2018年12月に続く同額のキャンペーンで、還元額は1回あたり最大千円としています。前回のキャンペーン効果で登録者がサービス開始から4カ月で400万人を超えているようです。前回は、クレジットカード番号などを何度でも入力できるといった安全上の欠陥があったため、今回は対策として入力回数を制限し、本人しか知らないパスワードを新設、仮にカード番号がネット上に出回っても使えないよう対応したとのことです。QRコードなど支払い方式を巡る競争も絡み、各社が還元キャンペーンを先行させ、マーケティング手法として広がりをみせる一方、収益化がみえないのが実情のようです。