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2.252019
アップルとゴールドマンサックス、iPhoneに新機能を加え、独自のクレジットカードを発行へ
米アップルと金融大手ゴールドマン・サックスは、2019年後半にも独自のクレジットカードを発行することを発表しました。アップルは、「iPhone」に新機能を追加し、利用者の利便性を高めるほか、金融サービス分野で新たな収益源の確保を狙っているもようです。iPhoneにクレジットカードやデビットカードをまとめて登録する「ウォレット」に新機能を追加し、カードの残高を管理したり、支払い上限を設定したりすることが可能になるとのことです。アップルは、端末販売の低迷により利用者の囲い込みとサービス事業の強化を進めており、iPhoneにクレジットカードを登録するだけで簡単に店頭決済ができる「アップルペイ」機能をすでに提供しており、手数料収入を得ていますが、利用者が決済時にアップル発行の独自カードを使うことにより今以上の手数料収入の増加を期待しているようです。アップルは3月下旬にニュースと動画の新たな定額配信サービスの発表を予定しており、新たな決済機能を含めてサービス分野での取り組みを矢継ぎ早に打ち出すねらいのようです。一方、ゴールドマンは2016年にインターネット銀行「マーカス」を立ち上げ、一般消費者向け金融サービスに進出していますが、株式や債券、商品を取引するトレーディング事業の収益が低迷しているため新規事業の立ち上げを急いでおり、まずは不採算事業を見直し、成長分野に経営資源を振り向ける方針を示し、カード事業への進出は、個人向け金融事業を拡大する戦略の一環のようです。