オリックスは、中小企業の事業承継の支援事業に参入したことを発表しました。これは、後継者が見つかるまでオリックスが自己資金で会社を買収して廃業を防ぐといったものであり、オリックスの顧客基盤の維持につなげていきたいとのことです。昨秋に専門の部署を立ち上げ、このほど、東京都の中小企業2社を買収しており、1社は、ゴルフ場の散水設備工事の企業で従業員は9人で売上高は約10億円、別の1社は、地盤調査の企業で従業員は231人で売上高は約60億円で、いずれも全株を取得したもようです。中小企業は期待する成長性が見込めないといった理由からファンドの投資対象になりにくいケースが多いため、オリックスは買収後、役員の派遣や営業面のサポートなどを実施し、経営を支援していくとのことです。