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ラップ口座残高、伸び率は鈍化傾向だが過去最高の8.8兆円を記録

日本投資顧問業協会は、「ラップ口座」の契約残高が2018年度末で8兆8,272億円だったことを発表しました。今回、前年度比11%増えて7年連続で過去最高を更新したもようです。事業者別で契約残高が最も大きかったのが野村証券で、7%増の2兆8,385億円、大和証券が9%増の2兆1,456億円、SMBC日興証券が13%増の1兆9,741億円だったようです。2018年度末の全体の契約件数は86万8,092件で前年度比21%増えたものの伸び率は2017年度の27%から縮小したとのことです。ラップ口座は顧客が金融機関と契約を結び、大まかな方針を選んだうえで資産運用を一任するサービスであり、運用の手軽さから富裕層や高齢者などに人気が出ており残高は2015年度までの5年間で約10倍にも増えたもようです。2018年度に伸びが顕著だったのが、資産配分を自動で提案する「ロボットアドバイザー」で、ウェルスナビの残高は2倍の1,386億円になり、契約者がいくつかの質問に答えるとコンピューターが最適な運用を指南するといった手軽さもあり、若年層や投資初心者の資金を集めたもようです。

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