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会計ソフトのfreee(フリー)、オンライン融資に参入すると発表

フィンテック企業がAIなどの先端技術を駆使し、メガバンクの事業領域に攻め込んでいる中、会計ソフトのfreeeが、オンライン融資の提案サービス参入することを発表しました。メガバンクの参入が相次ぐ中、決済・送金の分野においても顧客の利便性が高まりそうです。フリー子会社も三井住友カード、ライフカードと組み、融資を自動で提案するサービスを正式に始めたもようです。ネットで手続きが済むオンライン融資は、口座の入出金情報などを分析し、財務諸表だけでは見えない商流や事業の将来性から金利や融資条件を算出するといった仕組みのようです。フリーが活用するのは、クラウド会計ソフトで蓄積した100万社超の財務データで、AIが個別に3カ月先の残高と資金繰りを予測し、事前に借入可能額や金利などの条件を試算し、残高の上限と下限ラインを予測し、提携先のカード2社が無担保で融資するとのことです。会計ソフトは複数の金融機関の口座やカード会社などとシステムを連携し、企業間決済や財務情報といったデータをリアルタイムで分析し、借り手の入出金や発注元まで幅広くとらえ、企業の信用度を多面的に評価できるのが強みのようです。短期で融資ができる可能性があるものの、フィンテック企業側は技術的には改善の余地があるとしており、規模が拡大すれば貸し倒れの増加といった課題が出る可能性もあると懸念しているようです。

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