10月に予定される消費税増税に合わせて郵便料金や鉄道運賃などの公共料金の値上げの準備が本格化してきたもようです。日本郵便は、10月1日より手紙（25グラム以内の定形郵便物）を現行の82円から84円、通常はがきを62円から63円とするとのことです。また、JR旅客5社と私鉄各社も10月から平均1.85％の運賃・料金の値上げを国土交通省に申請済みであり、JR北海道は経営再建と消費税増税対応により平均11.1％を上乗せで申請したもようです。同省によると全国に431社ある路線バス会社も9割近い381社が値上げ申請を完了しており、タクシー事業者も大半が運賃を上げる方向だということです。電気や都市ガスなども10月の利用分から消費税増税を反映させる方向で準備を進めており、また、医療機器の購入などに消費税がかかるため消費税の対象ではない診療報酬も10月から引き上げられ、医療機関のコスト増を補うとのことです。