みずほ銀行は、中小企業の事業承継を促すためにM＆Aキャピタルパートナーズと提携することを発表しました。内容は、みずほ銀行が承継ニーズのある顧客企業をM＆Aキャピタルに紹介し、成約した場合にのみM＆Aキャピタルが報酬を受け取り、またみずほ銀行も売却が成立した場合のみ報酬の一部を受け取る形になるとのことです。M＆Aキャピタルがメガ銀行と連携するのは初めてで、純資産が5億円程度の企業が主な対象となるもようです。みずほ銀行が重点的に取引する中堅・中小企業は約3万社あり、そのうち2～3割が親族以外に事業を承継する意向があるとのことで、みずほグループには親族内承継の専門部署やMBO向けファンドがあるものの対応しきれずにいましたが、M＆Aキャピタルと提携することにより中小企業の事業承継の活性化につながることを期待しているようです。