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8.282019
山陰合同銀行と野村ホールディングス、金融商品仲介業務に関して包括提携・基本合意したことを発表
山陰合同銀行と野村ホールディングスは、金融商品仲介業務に関する包括提携で基本合意したことを発表しました。山陰合銀グループの証券口座を野村証券に移管し、管理を野村證券が担当、山陰合同銀行が金融商品の販売などに集中するといった仕組みになっており、口座管理と営業を分けることで互いの強みを生かし、地域における証券ビジネスの底上げを期待しているようです。年内にも最終合意をして2020年度上期中に新体制への移行を目指すとのことです。提携の柱は、証券業務に関する営業と事務部門の分離・補完であり、山陰合銀は子会社のごうぎん証券と銀行本体の証券口座を野村の「金融商品仲介口座」として移管し、また、野村証券の松江支店の個人口座も同じく「仲介口座」に移して野村証券が管理を行うもようです。地方における証券ビジネスが難しく、山陰合銀は2015年にごうぎん証券を設立して本格的に証券業務に参入したものの、当初のようには収益性が見込まれないため提携によって、証券システムや事務のコスト負担を軽減したいとのことです。