損害保険大手のSOMPOホールディングスは、駐車場のシェア事業に参入すると発表し、駐車場シェアリングの最大手アキッパの株式を約33.4％取得したとのことです。損害保険ジャパン日本興亜の保険代理店が、自動車を手放して駐車スペースの空いた顧客をアキッパに紹介し、貸し出しを提案するといった流れのようです。人口減少やマイカー所有にこだわらない消費者が増加する中、車の保有台数は減少傾向にあり、使われない駐車場が増えているために空いた駐車場の有効活用を図りたいもようです。免許返納などを理由に自動車保険を解約し空いた駐車場を持っている方に『駐車場シェアリング』の登録を勧めていくとのことです。また、アキッパはスマートフォンを使って車の運転手に活用されていない月極駐車場や車庫などの駐車スペースを紹介しており、現在の駐車場登録数は3万件超えているようです。今後は、損保ジャパンと協力して顧客開拓を進め、3年後には会員数1,000万人、駐車場登録数20万件を目指しており、アキッパの駐車スペースを車の受け渡しにも活用するなど協業の拡大にも期待しているようです。