西日本FH傘下の西日本シティ銀行は、日本政策投資銀行などと新たに「NCB九州活性化2号ファンド」を50億円の規模で立ち上げたとのことです。ファンドへの投資期間を3年間としており、九州の中堅企業を中心に投資を行い、1件あたり数億円の規模を計画しているようです。なお、西日本シティ銀行などが出資する会社が新たに設立した子会社「NCBキャピタルインベストメント」がファンドの運営を担い、事業承継のために普通株や優先株などで一時的に株式を保有したり、大規模な設備投資のための資金の提供を行うとのことです。西日本FHは中期経営計画において「M＆A・事業承継分野のコンサルティング力強化」を掲げており、NCBキャピタルインベストメントは西日本シティ銀行と連携し、政投銀は全国ネットワークを生かした企業のパートナー探しや販路開拓を支援し、九州リースサービスは設備投資の際にリースを使う方法などの提案を行うとのことです。また、西日本シティ銀行以外の全国の地方銀行においても事業承継に関するファンドを立ち上げる動きが広がっているようです。