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11.272019
地方銀行と信用金庫の連携事業、拡大へ
地方銀行と信用金庫は、コスト削減や情報共有でメリットが見込める分野において連携し、融資獲得やサービス提供で健全な競争関係を維持していくとのことです。静岡銀行と浜松いわた信用金庫は既に相続に関する手続きを統一しており、静岡銀行は、利便性向上、事務コスト削減につながる取り組みを「非競争分野」と位置づけており、浜松いわた信金は顧客の負担軽減や事務処理の改善効果を期待していることから、今まで各店舗で行っていた相続関連の事務全般を本部に集約し、相続口座を引き継ぐ顧客に優遇金利を適用する「相続定期預金」を準備しているとのことです。県域を越えて地銀と信金が連携するのは北陸の富山銀行、福邦銀行、金沢信用金庫で、経営コンサルティングのインクグロウと組み、今夏から北陸3県の中小企業の事業承継の仲介サービスを開始したとのことです。専用サイト「事業引継ぎ.net」に各金融機関が事業承継や買収を望む顧客企業の情報を登録し、共有した登録情報に基づいて各金融機関がマッチング先の開拓を行うといった仕組みになっているようです。