JCBと富士通が共同により、異なるキャッシュレスサービスやポイントを交換できるといった国内初となるサービスを開発すると発表しました。JCBが決済システム開発のカウリーと組んで地域通貨を開発し、富士通が実証サービスの仕組みをつくるとのことです。これによりJCBの地域通貨がJCBのプリペイドカードにチャージできるかなどといった実証実験を2020年度から始めるもようです。ポイント同士の交換に認可は必要がないものの、実際に地域通貨や決済事業者と組む場合においては資金移動業や仮想通貨交換業などの認可の取得が必要になるようです。そこで、多様な決済事業者に参加を呼びかけて異なるサービス同士を交換する仕組みを作り、商用化を早くとも2025年度頃を見込んでいるようです。キャッシュレス推進に伴いここ数年でスマホ決済サービスは一気に増加し、店舗ごとの独自ポイントや特定の地域のみで利用できる地域通貨などの様々なデジタル決済が乱立しているのが現状のようです。また、一度使っただけで少額が使われずに残っていたり、サービスによって使用できる店などが限られていることもあり、相互に交換できるようになれば今以上に利便性が増すと期待しているようです。