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NECとメガバンク、迅速な本人確認で連携、共通システムの稼働を発表

NECと三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などのメガバンクは、迅速に本人確認ができるよう各行が持つ顧客情報を提供する共通システムを2020年6月に稼働させることを発表しました。利用者の同意を得て、本人確認の作業が必要な事業者に個人情報を提供することにより、オンライン上で手続きを完結することができる仕組みになっているとのことです。まず5つの金融機関が持つ、約9,500万口座の情報からサービスを開始し、なりすましなどを防ぐ本人確認サービスの基盤としての拡大を見込んでいるようです。現在、本人確認をする際、利用者に運転免許証などの顔写真付き書類を郵送してもらうといった手続きが必要で、承認するまで数日から数週間の日数がかかっていることもあり、新しいシステムでは、利用者が銀行に口座を持っていれば本人確認が必要な証券会社などの照会を受けることで氏名や住所といった情報を提供できるようになり、即座に確認手続きや口座開設などが可能になるといった流れのようです。システムを利用する事業者側に利用料がかかる仕組みになっており、今後はクレジットカード会社やネット通販会社、旅行会社などにもシステムの利用を拡大していきたいとのことです。

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