現在、銀行や証券、保険などの業態ごとに縦割りとなっている登録制度を一本化するために住宅ローンや投資信託、保険などの金融商品をスマートフォンなどで一括販売できるよう規制を緩和する改正金融商品販売法が成立したとのことです。これによりすべての分野の金融サービスを仲介することができ、利用者がひとつのアプリから幅広い商品を選べることが可能になったようです。今までは住宅ローンの取り扱いは銀行代理業、保険を売るには保険募集人の登録が必要でしたが、今後は新興のフィンテック企業なども金融分野への参入ができるようになり、銀行以外の事業者も100万円超の高額送金ができるよう規制も緩和されたもようです。しかしながら、利用者保護の観点により金融派生商品（デリバティブ）や外貨建て保険といったリスクが高い商品は新興のフィンテック企業では扱えないとのことです。