第一生命保険は今年度中にも、スマートフォンなどを利用してオンラインで保険契約を結べるようにすると発表しました。共働き世帯の増加や防犯意識の高まりもあり、生保各社が強みとする企業や家庭への訪問営業も難しくなっている現在、今回の新型コロナウイルスの感染拡大で対面販売がさらに厳しい状況だったこともあり、第一生命保険は大手生保で初となるネットでの販売手法を整え、非接触営業での保険契約を開始するとのことです。保険の提案から加入まで完結する体制を整備しており、LINEやビデオ会議を使うことで利用者は必要な説明を受けることができ、簡単に契約することができる仕組みになっているようです。国内ではライフネット生命保険など一部ネット生保が保障内容を絞り込んだ簡易な保険商品を販売しているものの、ネット取引が新規加入全体に占める割合は3％にとどまっているのが現状のようです。オンライン販売を制限するルールはないため、第一生命保険は、死亡保険や貯蓄性の高い終身保険などを含めて扱っているすべての保険を対象にしているとのことです。