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クレジットカード大手、カードレス決済続々参入

クレジットカード大手が、プラスチック製のカードを使わない「カードレス決済」に動き始めたとのことで、クレディセゾンは11月からオンラインでカード番号を発行し、スマートフォンで決済できるサービスを始めるようです。ジェーシービー(JCB)もアプリ開発に着手したようで、新型コロナウイルスの感染拡大でオンライン決済が浸透しつつあり、「非対面・非接触」に力を入れるとのことです。
クレディセゾンの「セゾンカードデジタル」は申請からカード番号の発行や審査結果の通知をスマホで完結し、1週間前後かかるプラスチックカードの郵送を待たずに、電子商取引(EC)などですぐに使えるのを利点とし、店頭では電子決済サービス「グーグルペイ」や「アップルペイ」に対応するようです。
キャッシュレス決済ではセキュリティー対策も課題であり、日本クレジット協会によると、19年のカードの不正利用の被害額は前の年に比べ16%増の273億円と増加傾向が続いており、クレディセゾンは顔認証サービス「eKYC」などを採用し本人確認するとし、決済のたびにアプリ上で金額を通知し、利用もオンラインで停止できるとのことです。
クレジットカードの保有は1人当たり2~3枚にまで増え、国内の発行枚数は年2%程度の伸びとやや停滞気味とのことで、マスターカードやVISAといった国際ブランドは、スマホ金融を手掛けるフィンテック企業との提携を広げ、市場の成熟もカード各社に変動を迫っているようです。

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