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5.182021
三菱UFJ純利益1兆円目標 24年3月期、DX推進
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が2022年3月期から3年間の次期中期経営計画で、最終年度にあたる2024年3月期の連結純利益を1兆円にする目標を示すことが分かったとのことです。2021年3月期推定の7500億円から3割強増やすようです。デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用したコスト削減策やアジアでの事業などを強化し、安定的に稼ぐ体制を築くもようです。MUFGの連結純利益が1兆円を超えたのは2015年3月期のみです。2016年3月期以降は海外案件の減損処理など特殊要因を除いて9000億円前後で推移してきました。2024年3月期以降は安定して1兆円を上回ることを目指すもようです。効率的に稼ぐ力を高め、自己資本利益率(ROE)は2020年3月期の3.3%から2024年3月期には7.5%に引き上げるようです。2012年3月期には10%あったが、資産規模の拡大に利益が伴わず、低下していました。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やタブレット端末を使った営業店舗などでの効率化を図り、スマートフォンを使うオンラインで非対面の事業モデルも強化するとのことです。国内で若年層向けの資産形成ビジネスを進めるほか、アジアでは東南アジア配車最大手のグラブとの資本関係を活用した金融サービスの展開を急ぎ、新たな顧客層の開拓にも力を注ぐようです。国際的に脱炭素への取り組みが進むなか、企業は新たな規制などへの対応を迫られています。MUFGは環境や社会分野への2030年度までの投融資目標を35兆円に引き上げるようです。