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6.12021
4月の小売販売額12%増加
経済産業省が31日発表した4月の商業動態統計速報によりますと、小売業販売額は前年同月比12.0%増の12兆2000億円だったもようです。増加は2カ月連続で、百貨店やコンビニエンスストアが前年同月を上回ったとのことです。2020年4月は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府が1回目の緊急事態宣言を出した時期に重なり、外出自粛に伴い小売業販売額は記録的な落ち込みだったため、前年同月比の比較ではその反動が大きかったようです。百貨店は2.5倍の3536億円で衣料品が伸びました。コンビニは8.2%増で9618億円でした。2021年4月の下旬から東京など4都府県に3度目の緊急事態宣言が出ましたが、小売業販売額はコロナ前の2019年4月の水準(12兆350億円)を上回ったもようです。経済産業省は小売業販売の基調判断を前月の「持ち直しの動きがみられる」から「横ばい傾向」に引き下げたとのことです。