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昭和電工、プリント配線板売却 国内ファンドに400億円

昭和電工が電子機器などに使うプリント配線板事業を、国内投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ(東京・千代田)に売却することが6日にわかりました。売却額は約400億円とみられているようです。2020年に約9600億円で国内化学メーカーを買収後、財務改善のため事業売却を進めています。伝統的な素材産業も積極的にファンドを活用し、事業構造の抜本的な転換を急ぐとのことです。売却するのは子会社の昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)が手がける事業のようです。プリント配線板は電子回路を書き込むための板材で、あらゆる電子機器に使われています。同社は国内大手メーカーで、最近ではデータ通信の拡大を受け、サーバーや半導体製造装置への供給が増えているもようです。昭和電工は20年に発表した長期の経営計画で、半導体材料など供給網の「川上」に経営資源を集中する方針を示しました。プリント配線板は、より川下側の製品で、競合メーカーも多いことから、事業売却を決めたようです。

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