SOMPOホールディングスは9日、経済産業省所管の産業技術総合研究所と包括協定を結んだと発表しました。デジタル技術や人工知能（AI）を使ったサブスクリプション（定額課金）型のサービスを見据え、産業技術総合研究所が持つ生命工学や情報・人間工学に関する研究成果を活用する狙いのようです。SOMPOが新規事業のアイデアを産業技術総合研究所に示し、産業技術総合研究所の研究成果や産業技術を組み合わせた新たなサービスを共同で検討するとのことです。協定の期間は2021～23年度までの3カ年としたもようです。SOMPOがすでに進出している介護領域で協業を開始、たとえば被介護者の健診データや生活データを基に、介護が将来の心身健康状態に与える影響を予測する方法を開発するとのことです。介護施設にセンサーなどを設置して介護職員の各業務にかかる時間を算出し、施設運営の省力化を指南するサービスも検討するもようです。