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地銀の8割が増益・黒字化 4~6月期、不良債権処理が減少

上場する地方銀行77行・グループの2021年4~6月期決算が13日に出そろいました。8割強にあたる65行の地方銀行で前年同期に比べて純利益が増加または最終損益が黒字転換したようです。コロナ禍により、感染が広がり始めた1年前は、融資先の倒産に備えて多額の不良債権処理費用を計上する地方銀行が相次いだもようです。政府による財政出動や資金繰り支援で倒産が抑えられ、不良債権の処理費用が大幅に減ったとのことです。2020年10月に組織再編があったひろぎんホールディングスを除く76行での純利益の合計額は59%増だったようです。不良債権処理費用がかさんで20年4~6月期に最終赤字だった福島銀行は黒字に転換したとのことです。愛知銀行は22年3月期の純利益見通しを前期比55%増の66億円(従来は1%増の43億円)に上方修正したようです。収益が好転した背景にあるのは、政府の支援策です。政府保証を裏付けとした実質無利子・無担保融資で、当面の資金繰りにメドをつけた企業は多く、東京商工リサーチによりますと、21年1~6月期の倒産件数は31年ぶりの低水準だったとのことです。

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