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3.32022
SBI純利益6倍 4~12月、新生銀行「負ののれん」で
SBIホールディングスが28日発表した2021年4~12月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比6倍の3698億円だったようです。TOB(株式公開買い付け)による新生銀行の連結子会社化に伴い、負ののれん発生益2702億円を計上したとのことです。今回発表した連結財務諸表は、新生銀行の貸借対照表のみ連結化したようです。新生銀行の連結損益計算書については、SBIの22年3期通期の連結決算から取り込む予定のようです。年間を通じて、SBIの連結業績に寄与するのは23年3月期からとなるもようです。SBIはロシアで商業銀行SBIバンクを運営し、米欧によるロシアへの経済制裁を念頭に、SBIの北尾吉孝社長は28日の決算説明会で「(SBIバンクは)小さい銀行なので影響はない。全く軽微だ」と強調したとのことです。ロシアの大手行が国際決済網の国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除されることを受け、SBIバンクはロシアの銀行を通じた国際送金ができなくなるため、すでに現地に拠点を持つ欧州銀行を経由して、国際送金を継続できる体制を整えているもようです。