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4.112022
国内損保、危険海域をロシア全域に拡大も 英委方針で
損害保険各社は沈没リスクなどを補償する船舶保険で高めの保険料を設定する「除外水域」の対象をロシア全域に広げる検討に入ったようです。世界最大の保険市場を運営する英ロイズなどで構成する委員会が「リスクの高い地域」をウクライナ近海などからロシア全域に広げたためです。ロイズなどが保険料の基準を引き上げれば、ロシア東部や北極海航路などでも保険料が上がる可能性があるようです。従来はウクライナ周辺の黒海やアゾフ海、クリミア半島周辺やロシアやウクライナの一部河川を対象にしていたようですが、軍事行動に伴う被害でも補償を受けるには、主契約とは別に「船舶戦争保険」に加入する必要があるとのことです。