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大手行の貸出金、21年度は4年連続増 資源高が影響

全国銀行協会が11日発表した預金・貸出金速報によりますと、3月末時点のメガバンクなど大手5行の貸出金残高は前年同月比0.1%増の213兆円だったとのことです。年度末の残高の増加は4年連続となり、増加率は前年度の5.3%から縮小したようです。新型コロナウイルス禍で急増した運転資金などの融資の返済が進んだ一方で資源高に備えた資金需要が徐々に増えているとのことです。前年同月比で増加となったのは11カ月ぶりで、年度末の資金需要に加え、「ロシアによるウクライナ侵攻などを受けた資源高で、短期の運転資金の需要が増え始めている」(大手銀)ようです。一部ではコロナ後を見据えた成長投資への資金需要も出てきているようです。業態別に見てみますと、地方銀行の貸出金残高は2.5%増の237兆円と、大手の都市銀行に比べて増加率が大きく、大企業向けが多い都銀と異なり、地方の中小企業などではコロナ禍を受けた運転資金の需要が根強いようです。3月末時点の実質預金残高は大手5行が前年同月比3.2%増、地銀が3.6%増となり、全国では3.0%増の879兆円で、23年連続の増加となったようです。

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