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5.202022
東京海上、中小向けにM&A保険 代理店経由で販売
東京海上日動火災保険は5月中に中小企業向けにM&A(合併・買収)保険を販売するようです。スタートアップ企業のシンプルフォーム(東京・渋谷)の企業調査システムを使い、M&Aの後、当初想定していなかった損失や粉飾決算のような不祥事が見つかったときの損害を補償するとのことです。弁護士や公認会計士に依頼しないため、安い保険料に設定し、全国の一般代理店で扱うもようです。シンプルフォームのシステムは社名と住所を入力すれば、中小企業など約500万社について行政処分の有無や未払い賃金など不祥事に関するネット上の書き込みを把握できるようです。米マーシュなど国際保険仲介会社やデューデリジェンス(資産査定)に通じた金融機関を経由すると、契約の見積期間が1カ月程度かかっていましたが、新保険は最短3日程度で契約できるもようです。新保険は審査を簡易にしたことで全国に約4万5000社ある一般代理店で取り扱うことができるほか、従来は最低保険料が1件1000万円と高額で大企業向けだったのに対し、今回は50万円に抑えたとのことです。