みずほ銀行は10日、企業向け貸出金利の指標となる長期プライムレート（長プラ、最優遇貸出金利）を0.15％引き上げて年1.40％にすると発表しました。SBI新生銀行、あおぞら銀行も同水準に設定し、11日から適用するようです。2012年2月以来、約11年ぶりの高い水準となるとのことです。日本銀行が12月に金融緩和政策を変更し、長期金利の上限を0.25％程度から0.5％程度に拡大したことで、金利が上昇していることを受けた措置のようです。長プラはかつて住宅ローンや大企業向け貸し出しの金利の基準とされていました。長期信用銀行だった日本興業銀行を前身に持つみずほ銀行などが今も公表しているようです。みずほ銀行では1年超の長期の貸し出しは2割程度で、大半が短期の貸し出しのようです。個人向けの住宅ローンでも短期金利の影響を受ける変動金利で借りている人の割合が高いとのことです。