三菱UFJ銀行は7月下旬に、家族が死去した時の相続手続きを支援するウェブサービスに参入するようです。故人の職業や年齢、資産額など20の質問に回答すると銀行や市役所への届け出など必要な手続きを期限付きで一覧にして表示するとのことです。相続時に相談できる100超の弁護士や税理士、司法書士といった専門家の連絡先も掲載するもようです。名称は「そうぞくガイド」。利用料は無料で、専門家からの広告料で収益を得るようです。今後順次掲載件数を増やし、2025年度をめどに20万人以上の利用者を確保し、広告料で黒字化する計画のようです。三菱UFJ銀行によりますと、相続支援の無料ウェブサービスを始めるのは3メガバンクで初めてのようです。サービスはパソコンかスマートフォンで利用することが可能で、質問に回答すると「勤め先へ連絡」「死亡保険金の取得」などが一覧で表示されるようです。専門家への相談料や報酬もあわせて表示し、個人情報の入力や利用者登録は不要にするようです。三菱UFJ銀行は年間死亡者数の1割近くに及ぶ11万件の相続手続きを受け付けており、相続関連の相談が寄せられることが多く、三菱UFJ信託銀行で手掛ける遺産整理サービスの紹介も含めて相続手続きの「入り口」として活用してもらう狙いがあるようです。