商工組合中央金庫（商工中金）は10月中旬をめどに、ベトナムの首都ハノイに駐在員事務所を開設するようです。商工中金の海外拠点は2012年にタイのバンコクに事務所を開いて以来、11年ぶりとなるとのことです。現地の投資環境などを調査し、国内の中小企業の進出を支援するようです。商工中金は中国の上海と香港にも事務所を持つほか、米ニューヨークには支店を構えているようです。海外拠点は計5カ所に増えており、ベトナムは市場の成長期待や豊富な労働力を理由に、日本企業に人気の進出先となっているもようです。商工中金の取引先である中小企業にも進出支援のニーズは大きいとみて、拠点開設を決めたようです。全国に拠点を持つ商工中金は国際業務を強化することで、地域金融機関の機能を補完できるようにするとのことです。