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8.22023
SMBC日興、6四半期ぶり経常黒字 市場部門が寄与
SMBC日興証券が28日発表した2023年4〜6月期の連結決算は、経常損益が41億円の黒字(前年同期は70億円の赤字)だったようです。黒字は6四半期ぶりとなり、日経平均株価が33年ぶりに高値をつけるなど金融市場が堅調で、市場部門が伸びたようです。企業の資金調達やM&A(合併・買収)も活発となり、投資銀行部門の赤字も縮小したとのことです。欧州の規制に対応するため、現地の連結子会社の株式を三井住友フィナンシャルグループの他の企業に譲渡したことで関連損失が78億円発生し、最終損益は59億円の赤字(前年同期は36億円の赤字)となったようです。国内個人向け営業部門の営業損益は4億円の赤字となり、前年同期の29億円の赤字からは改善したものの、株高局面でも赤字が続くようです。預かり資産の拡大を重視するビジネスモデルへの移行を進めており、収益化が遅れているとのことです。