日本生命保険は10月から、全国の営業職員が少額投資非課税制度（NISA）と個人型確定拠出年金（iDeCo、イデコ）の紹介を始めるようです。顧客にビラを配布し、基本的な制度の内容を説明するとのことです。希望があればSBI証券で口座を開設してもらい、資産形成ニーズの高まりを捉え、顧客との接点創出を図るようです。顧客がビラに添付したQRコード経由でNISA口座を開設した場合、日本生命がSBI証券から紹介手数料を受け取るようです。iDeCoについては自社の商品を紹介するとのことです。あわせて10月から、iDeCoの管理手数料を無料にするようです。資産額、拠出額や期間にかかわらず無料にするのは生命保険業界では初となります。現在2.6％にとどまる加入シェアを2040年に5％超まで高めることを目指すようです。すでにSBI証券や楽天証券、りそな銀行などは管理手数料を無条件で無料にしています。第一生命保険も営業職員とは別に、投資信託やiDeCoを提案する新たな資格を設けたようです。25年度末までに1700人程度まで増やす計画のようです。