三井住友銀行は、温暖化ガス削減効果を日本政府が認証する「J―クレジット」の売買・創出支援を始めました。脱炭素支援のバイウィル（東京・中央）と業務提携したようです。銀行の取引先のJ―クレジット購入などを支援するとのことです。銀行には脱炭素に関する相談が増えており、支援策を拡充し営業強化につなげるもようです。J―クレジットは温暖化ガス削減に関する取り組みを政府が認証し、売買可能にしたものです。J―クレジットを購入した企業は、実質的に温暖化ガスを削減しているとみなすことができるようです。ただJ―クレジットの認証を受けて削減量を販売するための審査には時間がかかるほか、書類の提出などの手続きも多いようです。バイウィルは認証手続きの代行を手掛けており、顧客のJ―クレジット創出を支援するとのことです。J―クレジットは購入方法がわからない顧客も多く、J―クレジットを仕入れ販売するバイウィルを顧客に紹介することで購入や売却をしやすい環境を整えるようです。提携事業の第1弾として、電動キックボードのシェアリングサービスを手掛けるLuup（ループ、東京・千代田）にJ―クレジットを販売しました。ループは購入したJ―クレジットと自社で調達する再生可能エネルギーを組み合わせて、実質的に温暖化ガスを排出せず電動キックボードや電動アシスト自転車の電力をまかなうもようです。