第一生命保険は28日、自社で取り扱う個人型確定拠出年金（iDeCo、イデコ）の運営管理手数料を10月から無料にすると発表しました。同じく10月から無料にする日本生命保険に追随したかたちです。資産形成への関心の高まりを受けて、若年層を中心に顧客との接点拡大を図るもようです。口座管理手数料に含まれる運営管理にかかる手数料を10月1日から無料にするようです。これまでは加入から1年間は無料でしたが、2年目以降は一部の条件を除いて月に321円かかっていたようです。掛け金を拠出する場合には、初期費用に加えて、月171円の口座管理手数料が引き続き必要となるとのことです。イデコの運営管理手数料の無料化をめぐっては、日本生命が10月から無料にするとすでに発表しています。SBI証券や楽天証券、りそな銀行などは無条件で無料にしており、他の大手生保である明治安田生命保険と住友生命保険は現時点で無料化の予定はないとしているようです。また第一生命は10月から少額投資非課税制度（NISA）の取り扱いを本格的に始めるもようです。証券外務員試験の合格などを条件とする社内資格を持った営業職員とは別の職員が、NISA口座の開設案内や投資信託商品の販売を行うとのことです。